2006年 京都大学 文学部11月祭 中間実行委員会企画

講演会・ディスカッション

障害者解放「運動」のいま
〜障害者自立支援法体制下、障害学はどんな「共生」をめざすのか?

講師:
杉野昭博さん(関西大学社会学部教員)
    「自立支援法・障害学・共生」 当日配布資料(テキストファイル)

横須賀俊司さん(県立広島大学保健福祉学部教員)
    「自立と障害者自立支援法を問う」 当日配布資料(テキストファイル)

(点字・拡大の当日資料は用意できませんので、必要な方は上記からダウンロードしてください)



日時:2006年11月23日(木・祝) 14時〜17時

場所:京都大学文学部新館 第3講義室

今春、障害者自立支援法が施行されました。「応益負担」という発想のもとに、受けられるサービスの一部に一律の負担が強要されるなど、従来のサービス給付水準が大幅に下げられるという問題が指摘されています。支援法の施行は必要な改革でありメリットもある、と行政は主張しますが、当事者である障害者は法の制定自体に強く反対してきましたし、施行後のいま、新聞などでも連日報道されるように様々な現場から悲鳴が上がっています。

自立支援法は障害者福祉の切捨てなのか。今後、いかにして誰もが共生できる社会をつくっていくのか。今日ますます盛んになってきている「障害学」の担い手として活発な活動をされている杉野昭博さん、横須賀俊司さんをお招きして、日本の障害者解放運動の流れを振り返りつつ、これからの状況を考え、行動していくきっかけとしたいと考えます。