熊本学園大学では、2005年水俣学研究センターを立ち上げ、地域に根ざし国際 発信する水俣学研究ならびに教育を展開しています。また、本年10月 25-26日、障害学会全国大会が開催されます。この際、学の壁を越えることを 狙ってオープンに展開している二つの「学」水俣学と障害学、のクロスオーバ ーをはかることにより、学問の新たなあり方を探り、知の新地平をさぐりたい と考えています。専門家主義を超え、現実から課題を取り出し、現場に返して いくこの二つのオリジナルな学の交差する地平に何が見えてくるのか、模索す るプロセスを公開したいと考えています。
司会・コーディネート
堀 正嗣(熊本学園大学社会福祉学部教授)
報告者
杉野昭博(関西学院大学)
障害学の課題と展望:アイデンティティのかく乱に向けて
花田昌宣(熊本学園大学)
水俣学の創生と課題:事件をフィールドから捉えるために
田尻雅美(水俣学研究センター研究助手)
障害者としての胎児性水俣病患者
コメンテータ
足立明(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科)
文化人類学からの眼で