僕と監督さんB

作成:2008年9月30日

作成者:関大ディスアビリティー・スタディーズ・グループ(KDSG)4期生

     
 B君の高校は甲子園を
 目指しています。
 監督さんの口癖は、
 「人生100あったら
 いいこと悪いこと50、50や。

 ピンチの後にはチャンスあり。
 チャンスの後にはピンチだぞ。」
 B君はピッチャーで大活躍。
 プロのスカウトから誘いも

 ありました。
 監督さんはB君に

 「人生いいこと50あったら
 悪いことも50やで。」

 と言いました。
 その後B君は試合中に

  腕を怪我してしまいました。
 あんなに来ていたプロの

 スカウトもパタッと来なく

 なりました。
 そんなB君に監督さんは
 また言いました。

 「人生いいこと50あったら
 悪いことも50やで。」
 B君は思いました。

 「そうか。監督さんは
 僕が調子がいいときには
 僕が天狗にならないように、
 怪我してからは、励ますために
 そう言ってくれてるんだ。」
 その後、B君は2度の手術を

 乗り越えて、もう一度投げる

 ためにリハビリを2年間

 続けています。